ワインを手に映画鑑賞

ワインやカクテルを手に、フルコースディナーを楽しみながら映画鑑賞。こんなちょっとレトロなで贅沢な映画の楽しみ方がアメリカで広がっている。

「ダイン・イン・シアター」と名付けられた劇場を展開しているのは、全米第2の規模を誇る映画館チェーンで、アトランタに本社があるAMC。ダイン・イン・シアターには2つのタイプがある。

18歳以上の大人と同伴の子どもが利用できる「フォーク・アンド・スクリーン」はピザ、ハンバーガーなどを含むカジュアルなメニューが中心で、キッズメニューも提供される。家族で映画と食事を楽しめる場となっている。

一方「シネマ・スイート」と呼ばれるのは21歳以上のみを対象に、より本格的なコースメニューとアルコールも提供される、大人のためのゆったりとした劇場だ。こちらはすべてのシートがフルリクライニングで、映画鑑賞をより個人的かつリッチなものにする。

どちらの劇場にも従来のポップコーンなどを販売する売店に加えてフルバーコーナーがあり、映画の前後にゆったりとくつろぎながらアルコールも楽しめる。また、シートの脇にはコールボタンが設置されていて、映画の途中で係員を呼び出して追加のオーダーを行うことも可能だ。現在、フォーク・アンド・スクリーンは10ケ所、シネマ・スイートは8ケ所に展開しており、今後も各地に増やされる予定だ。

料金は従来の映画館より5ドル上乗せとなる。食事のオーダーも必要となるため、映画鑑賞としては割高感があるかもしれない。しかし、かつて「映画を見に行く」というのは人々にとってよそ行きの場、社交の場でもあった。オペラでも見に行くようにちょっと着飾って幕間にはバーで楽しむ、という映画鑑賞体験そのものをレトロ気分に変える場所として、ダイン・イン・シアターは人気を集めている。

AMCによると、こうした劇場の設置は「利用者の要望に応えた結果、考えだされたもの」だという。元々映画を見たあとに、映画館のあるシッピングモールで食事をする、という人は多い。それならば映画と食事を一緒に楽しめないか、アルコールも館内で許可してほしい、シートは割高になってもゆったりとした座り心地の良いものが望ましい、などといった声に基づいたものなのだ。

世界の映画産業の中心であるアメリカといえども、映画館の観客動員数は減少の傾向にある。インターネット、DVDなどで自宅で映画を楽しむ人が増えているためだ。映画館離れし始めた人々を呼び戻すには、目新しい工夫が必要となる。ダイン・イン・シアターはリッチな映画観賞体験という側面とともに、自宅のソファでくつろぎながらゆっくり映画を見るような気分も提供する。IMAX、3Dなどもそうだが、映画館も時代とともに様々な形に進化している。

AMCダイン・イン・シアター(AMC Dine-In Theatres)5
AMCダイン・イン・シアター(AMC Dine-In Theatres)1
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