東京五輪2020エンブレムに一言

東京五輪2020エンブレムに一言

パクリ騒動のせいか、なにかと露出が増えてきたので、認知も拡がってきた感のある東京2020のエンブレム。
初めてこのエンブレムを見た私の印象は、もっと日本的なデザインを追求できなかったの?
というもの。パクリ云々というのは、二の次かな。
「多様性を示す黒と、鼓動を表す赤の円が目を引くシンプルなデザイン。五輪は東京などの頭文字の「T」、パラリンピックは平等を表す記号の「=(イコール)」をイメージした」
という説明にも違和感をおぼえた。

多様性を示す黒?
すべての色を混ぜたら黒になるから、それが「多様性」を現すのだ、と言えばそうなのだけど、だからといって「黒」でいいの!
そんなことを思っていたら、東スポWEBに次のコラムがあった。
『五輪エンブレム「黒」修辞は陳腐な就活テク』
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/32175/

五輪は東京などの頭文字の「T」?
TOKYO、TEAM、TOMORROWの3つのTをイメージしたデザインというのだが、当初は90%近くの競技を東京で行うコンパクトな計画であったが、今では広域で開催する方向だし、五輪招致のプレゼンテーションは、大震災の復興と関連づける「復興五輪」を印象付ていたはず。であれば、「T]じゃなくてオールジャパンの「J」じゃないのと思ってしまう。

そして、「パラリンピックは平等を表す記号の「=(イコール)」をイメージした」と言うけど、単純に黒と白を反転しただけでしょ! と思うし、真ん中の白の縦棒は「分断」しているように見えるから、なんとなく、障がいをもっている人たちとの距離を拡けているように感じる。

そんなこんなで、このエンブレムのデザインは稚拙だと思う。
デザイナーが稚拙というよりは、選考に係った関係者が稚拙なんじゃないかな。
新国立は安藤さんだ、、、このエンブレムは佐野さんだ、、、とデザイナーにばかり批判が集まっているけど、最終的にジャッジした関係者が居るわけだし、そいつらの感性と仕事のやり方と人間力が稚拙なのが問題だし、そんなやつらが、五輪や日本の舵取りのリーダーシップをとっていることに、日本の行く末を不安に思わせているのだと思うのだ。