三井物産の企業広告

三井物産企業広告

三井物産の企業広告を新聞で見た。
「挑戦と創造」とは三井物産の企業スローガンである。
昔、三井物産の関連会社に籍を置いた一人としてこういう広告を見ると嬉しく思う。

「人の三井」「組織の三菱」と評されていた時代、「挑戦と創造」という言葉は三井物産の風土をみごとに表していて僕は好きだった。個性がぶつかり合ってマグマとなり、一心不乱で前に進んで行った。この会社のために働いているというよりは、この国のため・この社会のため・未来のために今働いているんだという意識が勝っていた。そんな時代だ。

「伝統とは革新の連続である」とよく言われるが、正に「挑戦と創造」するという気持ちが革新のモチベーションとなるのだと思う。そして、「挑戦と創造」が起こりやすい環境こそが文化なのだと思う。

広告には浅野忠信氏の次の言葉が添えられている。

【自分がいる】

-挑戦と創造-

 僕は、自分自身の中にあるものでしか何かを表現することはできないと思う。一人の観客として自分の演じる役を見たときに「こんなやつはいない」と思うのは嫌だから、リアリティのある登場人物にするために、これまでの経験や出会った友達の姿を「当てはめて」作っていく。

 テレビや映画で触れるものは、人の頭の中を勝手に埋め尽くしてしまう。しかし、どこかで見たようなものだけで作った演技が、人の心を動かすことはない。だから僕は、「ありがとう」という一言の台詞でも自分が今までの人生の中のシーンでどんな言い方をしたかを思い出してみる。ありがとう、と言いたかったのに何も言えなかった日を覚えていたとしたら、そういう演技のほうが強く伝わることもある。

 自分の思いは、自分の熱意だ。それが人から人へ連鎖していくとき、僕は映画の現場に無限の可能性を感じる。その力をスクリーンを通して伝えるために、僕は作品に向き合うのだと思う。

三井物産企業広告-シリーズ「挑戦と創造」-
http://www.mitsui.com/jp/ja/library/ad/…