2008年の夏、僕たちは秩父にいた

秩父市栃谷地区の夏祭り 2008年7月

2008年。
僕たちは秩父を積極的に訪れていた。
横田友さんを通して、田仕事と地域の民族・文化を記録するためである。
友さんの職業は農業。経験10年の新参の農家を一人で営んでいる。
近隣の休耕田を命在る田んぼとして持続させている。
その数25反余り。
僕たちは取材した内容をネットで公開することにし、
【TOMORROW 地球の奇跡、日本の農のめぐみ】と題したHPを製作した。
一種の研究発表というものである。
横田友さんの名前「トモ」をヒントに「TOMORROW」と名付けた。
そして、HPのヘッダーに、
「地球の奇跡、日本の農のめぐみ
先祖が造り育てたこの国の農作業を 私たちは受け継いでいく
持続可能な地球の未来のために 将来の子どもたちのため」
と一文を入れた。

先日、僕のエージェントから連絡があって、
秩父市の広報誌にこのHPのページの写真を使いたいと、秩父市役所から相談があったそうだ。
http://www.waratte.jp/tomorrow/heart/

勿論、Welcome。 OKさ。

他にも「PHOTO REPORT」から数点の写真の提供を所望されたので、
昨夜は5年前の写真データを引っ張り出して、取材当時の情景を思い浮かべながら、
写真整理していたというわけだ。

2008年当時、FBのようなrichなSNSは存在していなかったものの、MIXIはあったし、BLOGサービスも流行していたので、個人が簡単に情報発信する環境は整っていた。
しかし、僕たちはlegacyな方法でHPを製作し、写真とテキストで取材した内容を公開する方法をとった。
あれから5年。
誰かの目に留まった、というわけだ。
それは、タイムラインというベルトコンベアーにプッシュされた情報は、直に過去に流れていくが、このHPには、取材当時の時間が永年に留まっているからなのだろうと思う。

ネット社会、高度情報化社会が興って、現在はまだまだ黎明期だ。
個人が情報発信の主役になって、モラルなどの問題が日に々々増しているのだが、
高度情報化社会だから問題が発生したわけではないし、ましてやスマホが悪いわけではないのだ。

恒心を持って生きる。
どんな時代でも、鎌倉時代であっても、恒心を持って生きることが大切だ。
だが、今の世はそれは影薄くなっているのだ。
今回のケースでもわかるように、ネットでは過去の情報にも容易に辿り着くことが出来る。
情報公開において、恒心を持って臨んいくことで、ネット社会、高度情報化社会の進歩があるのだと思う。