賞賛をほしがる群衆から一歩抜け出せ

セルフポートレイト 辰巳隆昭

僕が思うコミュニケーションの極意を、先日ブログに書きました。
(こちらです→ http://waratteco.com/tt/t2design1206
その極意というのはこの4つ。
(1)人の話をちゃんと聞く
(2)話の本意を読み取る
(3)自分の考えを正確にまとめる
(4)相手に分かりやすく伝える

当たり前なことだけど、なかなか出来ない。
特に(1)の「人の話をちゃんと聞く」ということが出来ない。
なぜでしょうか?

人が一番欲しいのは「賞賛」だそうです。
自分が賞賛されるととても気持ちがいいものです。
逆に、自分の意見や考えを否定されたり批判されたりすると、イラっとして気分が悪くなったりします。流石に大人ですから、その場では露骨に態度や表情には出さないまでも、その人と良好なコミュニケーションを築こうとは出来ない。意識してなくても拒絶反応が起こる。
「あなたとは、何か違う感じがする」
という気持ちになると、関係修復は難しいかもしれません。

なぜ、そうなるのか?
それは、人の根源にあるのが、「賞賛して欲しい」という煩悩だからです。
人の話をちゃんと聞くには、相手に注意を向けなければいけませんが、自分に注意が向いている、すなわち賞賛されたいと思っている、とこれができません。
好かれよう好かれようと思っている心の状態というのは、相手に注意を向けていないということです。

有能な人は、賞賛を求めません。
例えば、イチローや本田圭介など その人の出す結果に目を向けさせます。
好かれようと思ってないのです。
好かれようと思うと、媚び諂ったりしてしまい、いいパフォーマンスができなくなります。
要は目的が生産物ではなく、好かれることになるからです。

思い当たる人もいらっしゃるでしょう。
自分を変えたいな、と思っているのなら、まずは、
「賞賛をほしがる群衆から一歩抜け出す」
ことを意識してみては如何でしょうか。